怪異と乙女と神隠し 7巻三輪ちゃんにキス迫る葛葉ちゃん

2024/07/132024/09/13エッチじゃない漫画感想レビュー怪異と乙女と神隠し,ぬじま

何ですか!?
三輪みわちゃんのその気合の入った服装は。

デートにでも行く気ですか？

『ナツメグの子供部屋』
エッチじゃない漫画感想レビュー
第12回は
『怪異と乙女と神隠し』7巻です。

作者はぬじまさま。

『怪異と乙女と神隠し』7巻は
「エッチじゃない漫画」とさせていただきました。

一応輪わっかは見えますが
先っぽは見えないからです。

「輪っか」は平たく言うと乳輪。

ネタバレを含みます。

怪異と乙女と神隠しのあらすじ

28歳の誕生日を迎えた書店員の緒川菫子おがわすみれこ。

15歳で作家デビューした菫子だったが
出版社の社員の駄目出しに
自尊心を潰されて
小説が書けなくなってしまう。

都市伝説の『月読つくよみの変若水をちみず』の力で
若返る能力を手に入れた菫子は
小説の取材を兼ねて
同じく書店員の化野蓮あだしのれんの怪異探しに協力する。

contents

1. 怪異と乙女と神隠し 7巻感想レビュー

怪異と乙女と神隠し 7巻感想レビュー

怪異と乙女と神隠し 7

みどり書店のアルバイト店員三輪ちゃん

菫子すみれこさんがアルバイトをする
みどり書店のアルバイト店員三輪みわちゃん。

三輪ちゃんは右手の小指に
赤い糸が結ばれています。

三輪ちゃんにしか見えない
糸の先に運命の恋人が
なんていう
ロマンティックな代物ではありません。

糸はしばしば三輪ちゃんを呼びます。

糸に引っ張られて街中まちじゅうを
引きずり回される三輪ちゃん。

糸の事は誰に言っても理解されないので
他人を信用出来ず
厭世的えんせいてきな性格になって
しまいました。

三輪ちゃんの日々は赤い糸との戦いです。

いつ糸に曳ひかれるか分かりません。

だから
就寝中も靴は脱ぎません。

入浴中も肌はさらせません。

全裸で路上に
放り出された過去があるからです。

そこもうちょっと詳しく！

移動も極力乗り物は避け通学は徒歩。

厄介者の三輪ちゃんに
話しかける級友は居ません。

通学途中にビルの屋上から
飛び降りて来たのは葛葉くずのはちゃん。

三輪ちゃんの心の友を名乗る
ポニーテールの女の子で
頬に
傷があります。

『怪異と乙女と神隠し』7巻表紙の
左が三輪ちゃんで右が葛葉ちゃん。

葛葉ちゃんのフルネームは葛葉純じゅんちゃん。

葛葉ちゃんは学校一の奇人で
”怠惰な天才”とでも言うべき女です。

運動神経は抜群で学力優秀。

何をやってもしっくりこない
葛葉ちゃんの
好奇心の矛先ほこさきは
三輪ちゃんに向かいました。

学校で窮屈そうにしている三輪ちゃんを見て
同類だと思ったようです。

放課後オープンカフェで
三輪ちゃんとお茶をする葛葉ちゃん。

葛葉ちゃんを「ヘイスティングス」と呼ぶ三輪ちゃん。

ヘイスティングスは
『名探偵ポワロ』の登場人物で
葛葉ちゃんもアガサ・クリスティには
造詣ぞうしが深いようです。

深夜2時過ぎ
存在しない列車が走る音だけが
聞こえるらしいという
噂を聞いた葛葉ちゃん。

一緒に謎を解明しようと言い出しました。

学校で三輪ちゃんに話しかける
級友は居ません。

居るのは事件を持ち込む嫌われ者。

葛葉ちゃんは三輪ちゃんを「モナミ」と呼びます。

三輪ちゃんにキス迫る葛葉ちゃん

深夜の街で私服で会う
三輪ちゃんと葛葉ちゃん。

何ですか!?
三輪ちゃんのその気合の入った服装は。

デートにでも行く気ですか？

存在してない列車の音の正体は
日中の寒暖差。

よく晴れた日の夜間
放射冷却によって
上空より地表の温度が低くなり
上空と地表に温度差の層が出来ます。

その現象を「接地逆転層」と呼ぶのでした。

さすが三輪ちゃん
作家志望だけあって物知りです。

謎はあっさり解決しましたが
葛葉ちゃんが三輪ちゃんを
呼び出したのには
別の理由がありました。

線路沿いの公園に移動して
犬の遊具に座って語ります。

世界に違和感を感じている
という葛葉ちゃん。

最近はその違和感が増していると言います。

自分が自分という
着ぐるみの中に居て
ゲームみたいに操縦
している感じだそうです。

葛葉ちゃんが色んな人と
関係を持っているという噂は
鈍磨どんましていく現実感を
保つ為でした。

ビッチだからではありません。

三輪ちゃんにキス迫る葛葉ちゃん。

その瞬間
公園の横の線路を電車が走って行きました。

時刻は深夜の2時。

回送電車でも貨物列車でもなく
満員電車です。

電車を追い掛ける葛葉ちゃん。

葛葉ちゃんを追う三輪ちゃん。

幽霊列車を見てオカ板いたに
報告をしようとしている長髪の男性に
幽霊列車の事を訊きこうとした三輪ちゃんは
糸に曳かれてしまいます。

幽霊列車に乗って行ってしまった葛葉ちゃん

一方葛葉ちゃんは幽霊列車を逃がしてしまいます。

幽霊列車は各駅停車だったので
走って追い掛けました。

幽霊列車が停車した
駅のホームに乗り込んだ葛葉ちゃん。

異常表示の電光掲示板
丑三うしみつ時どきの満員電車
幽霊文字のあり得ない駅名を見て
ルールの外側の世界が在ある事を知ります。

葛葉ちゃんは泣いて喜びます。

泣くほどの事か？

と思うかも知れませんが
葛葉ちゃんのこれまでの苦労が偲しのばれます。

駅の「!」マークの警戒標識から
現れたのは三輪ちゃんでした。

見えない糸に
曳かれているという問題を
抱えている事を
葛葉ちゃんに告白する三輪ちゃん。

一緒に怪異の謎を調べる事になりました。

三輪ちゃんの糸が繫つながっていたのは
幽霊列車の中でした。

ずっと疑問だった三輪ちゃんの謎が解けます。

糸は死者の列車に三輪ちゃんを乗せて
世界から放逐したかったのでした。

三輪ちゃんの糸を引きちぎって
電車から引きずり下ろした葛葉ちゃん。

葛葉ちゃんは
幽霊列車に引きずり込まれて
列車に乗って
行ってしまいます。

こうして葛葉ちゃん失踪しました。

三輪ちゃんはモナミちゃんではありません

家に戻ってとりあえず列車が何なのか
調べる事にした三輪ちゃん。

同じ夜に幽霊列車を見た
長髪の男性を学校で見付けます。

男性は都市伝説研究会の会長荒須田あらすだくん。

高校2年生。

三輪ちゃんは荒須田くんと同じ
新条高校の3年生で
フルネームは
三輪氷彗ひすいちゃんです。

モナミちゃんではありません。

荒須田くんの方が後輩ですね。

荒須田くん経由で
化野くんを紹介された三輪さん。

これで化野くんと菫子さんが
さっくり葛葉ちゃんを助ける展開ですね。

まるで
三輪ちゃんと葛葉ちゃんに
主役を交代したかのような
『怪異と乙女と神隠し』7巻。

菫子さんのストーリーは4巻
化野くんのストーリーは6巻で
大体終わっているので
他のキャラの問題を解決して行くようです。

三輪ちゃんは一応
1巻で名前だけは出て来ている古参キャラ。

三輪ちゃんと葛葉ちゃんは
乳輪までは見えるけど
乳首は頑かたくなに
見せないタイプ。

乳首担当は菫子さんだけのようです。

その菫子さんも陥没乳首なので
実はギリギリ見えてないと言えなくもありません。

可愛い子は一杯出て来るのに
乳首は見せてくれないストレスの溜まる漫画です。

葛葉ちゃんが三輪ちゃんを
「モナミ」と呼んでいるのは
『名探偵ポワロ』のポワロさんがフランス語で
我が友を「モナミ」と呼ぶ事に因ちなんでいます。