別式 1巻 同調圧力に負けておっぱいを見せてしまう魁ちゃん
箱根の温泉で大浴場に入る団子三別式に
魁ちゃんを加えた女子4人。
切鵺ちゃんは実は男の子でした。
類ちゃんと早和ちゃんは
白濁したお湯から立ち上がって
裸を切鵺くんに見せる事で
切鵺くんとの友情が本物だと証明します。
そして同調圧力に負けて
魁ちゃんも切鵺くんに裸を見せてしまいます。
冷静に自分の心理状態を
分析しつつも
結局裸を見せてしまう魁ちゃんは
やっぱり冷静ではないのでは?
『ナツメグの子供部屋』
エッチな漫画感想レビュー
第94回は
『別式』1巻です。
作者はTAGROさま。
ネタバレを含みます。
別式のあらすじ
先年没した古河藩武芸指南役
佐々木撫太夫の娘、佐々木類(20)。
佐々木家再興の為に
婿を取らなければならない類。
しかし類は
自分より弱い男性に
家督を継がせる気がない上に
面食い。
身寄りのない類の
面倒を見ている老中
土井勝利の差し向ける
婿候補を剣術で倒してしまう。
別式 1巻 感想レビュー
江戸時代の女剣士別式
先年没した古河藩武芸指南役
佐々木撫太夫の娘、佐々木類ちゃん20歳。
嫡男に恵まれなかったため
佐々木家は断絶してしまいました。
佐々木家再興は
類ちゃんの悲願ですが
類ちゃんは自分より弱い男性に
家督を継がせる気はありません。
さらに類ちゃんは面食いです。
類ちゃんは
古河藩十六万石の藩主にして老中
土井勝利様に
婿候補を差し向けられています。
しかし勝利様を含めた13人を
返り討ちにしてしまいました。
歴史は詳しくないので
勝利様が「殿」と呼ばれていて
ちょっと混乱したのですが
老中は「殿」と呼ばれる身分のようです。
『別式』1巻表紙のポニーテールの女の子が
類ちゃんです。
塁ちゃんは家名さえあれば
古河藩江戸上屋敷の別式女筆頭として
働けたのですが今は女だてらに
町の道場で剣術を教えて生計を立てています。
古河藩邸別式女筆頭に就いたのは
類ちゃんの幼なじみの成田魁ちゃん。
類ちゃんと同い年の20歳です。
類ちゃんはポニーテール。
魁ちゃんは頭にリボンで傾いています。
別式女とは!?
奥の護衛をする女の剣士。
奥は殿の正妻や側室が住む
いわゆるハレムのような物です。
女だらけの奥に男性の護衛がいると
下半身的な問題が起こるので
奥の護衛を
女の剣士がするようになったようです。
女の剣士を別式と呼ぶみたいですね。
奥の護衛を女の剣士がするなんていうのは
弱くて簡単に倒せる上に
倒した後に貞操を奪えるので
敵の兵士にしてみたら鴨葱も良いところです。
しかし江戸時代は300年続いたので
戦争は300年なかった訳で
別式女は平和な江戸時代ならではの
役職と言えます。
奥に敵が侵入出来る状況では
既に戦では負けているような物なので
奥の護衛が男性だろうが
女だろうがあんまり関係ないですが。
団子三別式の契り
町の道場で剣術を教えている類ちゃん。
類ちゃんの道場に入門した
島原藩邸の別式女
中瀬古早和ちゃんは
香取神道流の棒の使い手です。
幼く見えますが類ちゃん
魁ちゃんと同じ20歳。
類ちゃんと早和ちゃんは
道場からの帰り道に
旭組を名乗る
旗本奴にからまれます。
良く分かりませんが
武将を守るのが旗本で
旗本奴は
若い旗本の集団みたいですね。
武士階級のDQN高校生と
言ったところでしょうか。
類ちゃんと早和ちゃんが旭組にからまれたのは
類ちゃんが以前
旭組の若い衆を橋から
投げ落としたからです。
いわゆるお礼参りですね。
面食いの類ちゃんが
旭組の男達を醜男と言って挑発した事で
旭組対類ちゃん、早和ちゃん組の
16対2の戦闘に発展してしまいます。
そこで
助けに入ったのが
類ちゃんと早和ちゃんが居酒屋で出会った
飲み友達の切鵺ちゃんです。
切鵺ちゃんは40代くらいの
狐目の男性を捜しています。
別式を名乗る切鵺ちゃん。
今は苗字は捨てています。
切鵺ちゃんは旭組のチンピラに
中間女と呼ばれていますが
中間は
武士と平民の中間の身分の事のようです。
旭組16人に助っ人が加わった
合計17人に
類ちゃん、早和ちゃん、切鵺ちゃんの
3人で勝ちました。
道端で斬り合いをして
旭組の男性を
殺しちゃっていますが
良いのかな。
これは殺人事件なのでは?
類ちゃんのバックには
大炊頭の勝利様がついています。
弱小旗本のゴロツキを
一人二人消したところでもみ消せる
とか言っていて
恐ろしい世界観です。
あと男性の命は軽い世界観ですね。
特にブサイクは。
類ちゃん、早和ちゃん、切鵺ちゃんの3人は
団子屋で団子三別式の契りを交わします。
酔剣マスターの魁ちゃん
早和ちゃんに合コンの助っ人に誘われる
類ちゃんと魁ちゃん。
魁ちゃんは乗り気ではありませんでしたが
待ち合わせの矢場に九十九さんがいたので
魁ちゃんも合コンに参加
する事にしました。
合コンの参加メンバーは女子が
類ちゃん、早和ちゃん、魁ちゃん、切鵺ちゃん。
男性は
白を名乗る九十九さん。
場末の貸本絵師の田口家寿多亭さん。
彫り絵師の市川菱靖さん。
そして何と遊び人のカッくんを名乗る
老中大炊頭、土井勝利様が参加していました。
勝利様には正妻も側室もいるはずですが
やっぱり金と地位と名誉を手に入れた男性が
最後に欲しいのは
若い女の子とのラブロマンスなんですね。
九十九さんは
遊び人風を装っていますが
勝利様の護衛を任されているので
剣の腕と身分は高そうです。
老中の勝利様が合コンに参加するなんていう
破廉恥が表沙汰になったら
古河藩の面目どころか
幕府の一大事。
なのでバレないようにやり過ごさなければ
いけなくなった類ちゃん。
九十九さんが合コンに参加している事を知って
虫のいどころが悪い魁ちゃん。
お酒をあおります。
勝利様が主催する合コンなので
貸切りの矢場を使っているのですが
腰に刀を差した二人組の男性が
女中を押しのけて店に入って来ました。
虫のいどころが悪かった魁ちゃんは
店の前で男性二人を斬ってしまいます。
これも殺人事件なのでは?
勝利様の主催する合コンを邪魔した奴は
殺してもかまわないという事でしょうか?
うーん、男性の命が軽い。
魁ちゃんは酔剣マスターなので
お酒を飲むと類ちゃんより強くなります。
魁ちゃんが過去に類ちゃんに勝った事は
お酒が入っていたので覚えていません。
合コンで酔いつぶれて
帰り道に
九十九さんにおんぶされて
幸せそうな魁ちゃん。
ほのぼのしてますけど人殺ししてますからね。
同調圧力に負けておっぱいを見せてしまう魁ちゃん
団子三別式に魁ちゃんを加えた女子4人で
箱根の温泉に行きます。
そして露天風呂に入る4人。
裸の付き合いで身の上話をして
類ちゃん、早和ちゃん、魁ちゃんの3人と
打ち解けた切鵺ちゃんは
3人に秘密を打ち明けます。
切鵺ちゃんは実は男の子でした。
3人に開チンした切鵺ちゃん改め切鵺くんは
女に対してエッチな気持ちになった事が
ないという謎の理屈で
3人と女友達のままでい続けようとします。
類ちゃんと早和ちゃんは
白濁したお湯から立ち上がって
裸を切鵺くんに見せる事で
切鵺くんとの友情が本物だと証明しました。
そして同調圧力に負けて
魁ちゃんも切鵺くんに裸を見せてしまいます。
冷静に自分の心理状態を
分析しつつも
結局裸を見せてしまう魁ちゃんは
やっぱり冷静ではないのでは?
江戸時代の公衆浴場は混浴。
江戸時代ではおっぱいは
性的なアイコンではないので
類ちゃん、早和ちゃん、魁ちゃんが切鵺くんに
裸を見られて恥ずかしがるのは謎です。
女の子の羞恥心の基準は
現代に合わせていると思われます。
江戸時代で女が男性に隠すのは下だけです。
真面目そうな魁ちゃんですが
お酒を飲むと大胆になります。
『別式』でナツメグが一番好きなキャラは
魁ちゃんです。
酔剣マスターで主人公の類ちゃんより
実は強いというのが良いです。
同調圧力に負けて
切鵺くんに
おっぱいを見せちゃうのが
何かエッチで可愛い。
ただ魁ちゃんは
九十九さんの事が好きなので好意の矢印が
類ちゃん←九十九さん←魁ちゃんになっていて
類ちゃんより格下感が出てしまうのが悲しい。
今後は魁ちゃんに注目して行きたいと思います。
実際に存在した別式女
別式女という役職は存在していたようですね。
作中では強い別式ですが
実際の別式は弱いと思います。
真剣の重量は1kg以上。
野球のバットは900g前後。
野球のバットより重い真剣で
女が男性と斬り合って勝てますか?
って話なんです。
江戸時代なのに横文字を使っているより
そっちの方がファンタジーに感じました。
あと平気で人殺しが出来る女はちょっと……。
優しさと気配りを失くしたら女は終わり。
ナツメグの好きな魁ちゃんも
矢場に入って来た
チンピラ武士を斬り殺していますが
そこは目をつぶるしかないですね。
女の羞恥心の基準を
現代に合わせるより
人を殺す事に対する拒否感を
現代の基準に合わせて欲しかったかな。
好きな漫画なので
色々細かい事が気になってしまう
別式 1巻 試し読み
別式の記事はこちら
別式 2巻 おっぱい枕で魁ちゃんを癒す刀萌さん
別式 3巻 九十九さんとイチャつく刀萌さんにショックを受ける魁ちゃん
別式 4巻 魁ちゃんの複雑な女心
別式 5巻 大人の女になってしまった魁ちゃん
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